登山を始める決心がついたけど、山歩きに必要な「地図を読む力」がない。
登山をしている人はみんな地図が読めるのか?
スマホのアプリで対応していると聞いたこともあるけどどういうこと?
誰か教えてください。
本記事は上記のようなスマホアプリと地図についての疑問に答えます。
はじめまして、「はちひろ」と申します。
私の登山歴ですが、
2015年から登山を始めた
始めての登山に子供を連れて行った
以降何度も子供と一緒に登山している
低山から北アルプスの3000m級まで登頂経験あり
です。
実は登山経験が5年目のわたしも地図が読めません。
もちろんコースタイムやルートなどはわかるのですが、一番大切な自分の現在地について紙の地図を持っていても全くわからないのです。
同じような人で登山をしている人はたくさんいます。
地図から現在地を割り出すのは相当勉強して実践的な経験を積んだ人じゃないと無理です。
高校で登山部やワンダーホーゲル部に入って、登山合宿なんかを経験した人ですね。
今はスマホのアプリがあればGPSで自分の位置がわかっちゃいます。
アプリについてしっかり勉強して楽しくて安全な登山をしましょう!
もちろん子連れ登山でも必携です!
本記事を読むと次のことがわかります。
スマホアプリで何ができるのか
登山のスマホアプリ4つを比較
結論:おすすめのアプリは「YAMAP」
登山の始め方についてまとめた記事はこちら↓
スマホアプリで何ができるのか
登山用アプリでできることは
地図が見れること
現在地がわかること
コースタイムがわかること
歩いてきた軌跡がわかること
記録に残せること
です。
冒頭でも書きましたが、一番大切なのは自分の現在地がわかることです。
自分がルート上にいるかどうか確認することができます。
登山雑誌などで
地図とコンパスは必携です。
とよく書かれていますよね?
しかし考えてみてください。
樹林帯を歩いている時に自分の位置がルート上にいるのか確認しようとするとします
あなたが持っているのは紙の地図とコンパスのみ。
紙の地図を広げましょう。
自分がどこにいるか知ることはできますか?
自分の位置を把握できない人がほとんどだと思います。
自分の位置もわからない人は登山するな、という意見もあると思います。
その意見が間違っているとも思えません。
しかし文明の利器(スマホ)を持っていれば自分の位置は簡単に把握できます。
しかも正確に。
紙の地図とコンパスを持っていくぐらいなら、
スマホと地図アプリ
はしっかり入れていきましょう。
使い方は難しくないですが、地元の山で練習しておいたほうがいいかもしれません。
他にも機能はたくさんありますが、
自分の位置を把握すること
が一番大切な機能だということを覚えておいてください。
登山のスマホアプリ4つを比較
登山用の地図アプリは次の4つが有名です。
YAMAP
ヤマレコMAP
ジオグラフィカ
山と高原の地図
他にもありますが、このうちのどれかを選べば間違いないとおもいます。
各アプリのスペックを一覧表にまとめてみました。
YAMAP | ヤマレコMAP | ジオグラフィカ | 山と高原地図 | |
圏外で使用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
コース表示 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
GPS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
登山計画作成 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
コースタイム表示 | 〇 | 〇※ | △ | 〇 |
縮尺の大きさ | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
音声ガイド | × | 〇 | 〇 | × |
SNS | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
有料/無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 有料 |
—-追記—-
失礼しました。ヤマレコMAPの機能で一部訂正させていただきます。
コースタイム:「らくルート」機能の掲載コースについて表示されます。
音声ガイド:設定していた予定コースをはずれると音声で知らせてくれます。
—-追記終わり—-
どれも機能的には問題ありません。
あとは見やすさ、使い勝手、プラスアルファの便利機能、有料か無料か
ぐらいでしょうか。
実際に使ってみます。
実際にアプリを使用して比較した
実際に登山計画を作ってみて使い勝手を比較します。
比較条件
登る山は猿投山
地図のダウンロード
山行計画をつくる
登山計画の立て方についてこちらの記事でくわしく書いています↓
YAMAPの使い勝手は〇
YAMAPは非常に使い勝手が良いです。
日頃使用してなれているということもありますが、ユーザーが迷わない設計になってます。
実際にYAMAPで登山計画を立ててみましょう。
まず地図をダウンロードします。
「登る」をタッチ
「地図」をタッチ
「ダウンロード」をタッチ
これでダウンロード完了です。
次に登山計画を立てます。
「マイページ」をタッチ
「登山計画の + 」をタッチ
そして地図を選んで計画を立てます。
「地図」を選ぶ
「予定日」を設定
「工程を編集」をタッチ
地図でスタートとゴールを設定します。
「出発点」をタッチ
「経過点」をタッチ
「ゴール」をタッチ
すると登山計画が追加されました。
非常に使い勝手がよく、迷うことなく登山計画が完成しました。
くわしい使い方も記事にしています↓
ヤマレコMAPの使い勝手も〇
ヤマレコMAPの使い勝手も非常に良かったです。
こちらも迷うことなく登山計画を作ることができました。
ほぼYAMAPと同じ操作でした。
実際にヤマレコMAPで登山計画を立ててみます。
まず地図をダウンロードします。
「地図取得」をタッチ
「猿投山」と入力
「ダウンロード」をタッチ
ダンロード完了です。
YAMAPと違い、かなり時間がかかりました。
登山計画をつくります。
「マイページ」をタッチ
「山行計画」をタッチ
「山行計画を書く」をタッチ
地図からスタートとゴールを設定します。
「出発点」をタッチ
「経過点」をタッチ
「ゴール」をタッチ
登山計画が完成しました。
地図が非常に見やすく、キレイでした。
目安の時間まで全部自動で入力され、YAMAPよりも親切設計でした。
ジオグラフィカと山と高原地図は×
ジオグラフィカと山と高原地図は使いづらかったです。
ユーザーを迷わせる設計になってます。
慣れの問題かもしれませんが。
ジオグラフィカも使おうと頑張って調べました。
実際に調べつつアプリを使用してみましたが、最後までわかりませんでした。
ここにジオグラフィカの使い方のリンクを張っておきます。
最後に山と高原地図ですが、地図自体がありませんでした。
知ってましたが、こちらは有名な山しか地図がありません。
よって比較対象外です。
別の山で使用してますので、別記事にて詳細を書きたいと思います。
結論:おすすめのアプリはYAMAP
登山用の地図アプリおすすめ1位はYAMAPです!
わたしも使っていますが、YAMAPは使い勝手がよいし、機能も申し分ない。
さらに無料。(有料版もあり)
別記事で詳しい使い方を紹介したいと思いますが、
実際に使ってみて一番嬉しいポイントは、
SNS機能で最新情報がリアルタイムでわかる
ところです。
YAMAPの詳しい使い方はこちら↓
例えば、
春先で道路の冬季封鎖が解除されているかわかる
台風の後登山道がどうなっているのかわかる
現地の天気が生の声でわかる
こういったことがYAMAPの操作ですぐにわかります。
また、YAMAPのマイページには今までの記録がしっかり残っています。
これまで登った山
制覇した100名山の数
これまで歩いた距離
これまで歩いた時間
これまで歩いたルート
(全国地図に全て残ります)
これまでの消費カロリー
これまでの累積標高差
など
詳しい使い方、機能は写真付きで別記事で解説しますね。
まとめ
登山に必須アイテムとなっているスマホ。
どのアプリを入れるかはお好み次第ではありますが、本記事では「YAMAP」を1番におすすめしました。
一番大切なことは
自分の現在地がわかる
こと。
道が不明瞭なところでは頻繁に自分の位置を把握し、ルート上にいることを確認してください。
うまくアプリを使いこなすことで快適な登山ライフが送れるはずです。