はじめまして、登山歴5年・常にザックに登山用バーナーを入れて持ち歩いている「はちひろ」(@hatihiro1603)です!
登山をするときは毎回バーナーとクッカーを持っていく僕ですが、登山用バーナーを選ぶ際に、サイズと使い勝手の2つのポイントは押さえておきたいところ。
特にサイズが小さくて、ザックの中で邪魔にならないものを選んでおきたいですよね。
そこで本記事でおすすめするのが、サイズがコンパクトで火力・使い勝手ともに必要十分な性能を持つ登山用バーナー【SOTOアミカス】です。
↑画像のように【SOTOアミカス】はクッカーの中にすっぽりと入るコンパクトサイズで81gと軽量設計ながら、3.0kWもの発熱量をあわせ持つ登山用バーナーです。
そんなわけで本記事は「【SOTOアミカス レビュー】非常にコンパクトで必要十分の性能を持つ登山用バーナー」について書いていきます。
本記事では【SOTOアミカス】の紹介記事となっておりますが、他のメーカーから様々な登山用バーナーが販売されてます。
他メーカーのものと比較検討した記事はこちらです↓
【親子登山の始め方】をメインに書いてます↓
SOTOアミカス 商品ラインナップ紹介
【SOTOアミカス】は登山用バーナーの本体の名前ですが、実は様々なラインナップが用意されています。
本体のみ
本体+ガス缶250ccセット
本体+ポットコンボ
本体+クッカーコンボ
大きく分けて、この4つのラインナップとなっています。
1つずつセット内容を詳しく説明します。
SOTOアミカス本体のみ
登山用バーナー【SOTOアミカス】本体のみの商品です。
↑※注意※画像にガス缶が写ってますが、別売りです!!
すでにガス缶やクッカー、ポットなどご自分で持っている方はこちらの商品でもいいかもしれません。
しかし驚くべき事実が!!
なんと
この2つの商品、全く同じ値段で販売されているんです。
なので本体のみで購入するのは絶対に損です!!
次に紹介するガス缶250ccセットで購入するのが良いかと思います!
SOTOアミカス+ガス缶250ccセット
【SOTOアミカス】+ガス缶250ccセットです。
上記したように、本体のみで購入する場合と、ガス缶250ccセットが全く同じお値段という驚きの価格設定!!
本体しかいらないという方も絶対にこちらを購入された方がお得です!!
(2019年10月現在では同じ値段ですが今後変更される可能性もあります)
ガス缶250ccはアミカスでの連続燃焼時間1.5Hと一度の登山では使いきれないほどの容量のガス缶です!
本体のみで購入されるより、同じ値段でガス缶セットを購入される方がお得と言えるでしょう。
SOTOアミカス+ポットコンボ
【SOTOアミカス】+ポットのセットです。
ポットの容量は1000ml。
ポットと言いつつ、お湯を沸かすだけだと持て余すほどの容量です。
ラーメンやパスタを作ったりするのに適したサイズと言えるでしょう。
SOTOアミカス+クッカーコンボ
【SOTOアミカス】+クッカーのセットです。
クッカーはアルミ製。
500mlと1000mlの2つが付いており、上下で合わせると蓋のようにぴったりと収まります。
ラーメンの袋麺だと350mlのお湯で済みますから、小さい方でも十分です。
ソロで登山する場合には持て余すほどの容量ですね。
2人以上で登山し、食事を作られる場合ですとちょうどいい大きさかもしれません。
SOTOアミカス 商品ラインナップ比較表
一覧表で比較してみます。
商品ラインナップ | 値段 | セット品単体 | アミカス単体 実質の値段 |
SOTOアミカス本体のみ | 5280円 | 0円 | 5280円 |
SOTOアミカス+ガス缶250cc | 5280円 | 638円 | 4642円 |
SOTOアミカス+アルミポット | 6600円 | 2520円 | 4080円 |
SOTOアミカス+アルミクッカー | 7150円 | 2530円 | 4620円 |
↑の表からわかるように、一番お得なセットは「+ポットコンボ」です。
しかしお得なセットというだけで選んではいけません。
ポットが自分にとって不要な道具であれば買うべきではなく、ガス缶セットを購入するほうがいいでしょう。
クッカーが欲しいと思っていたならクッカーセットを購入するほうが良いです。
ご自身の登山スタイルと照らし合わせて購入されるのが良いかと思います。
私自身の感想ですが、
ポット、クッカーともに大きいと感じました。
ソロ登山の場合、間違いなく持て余す大きさです。
【SOTOアミカス】+ガス缶250ccセットを購入するのが一番いいのではないかと思います。
しかし、この大きさ(ポット1000ml、クッカー500ml+1000ml)を必要としている場合、該当するセットを購入するといいと思います。
間違いなくお得です!!
SOTOアミカス 実際の使用感について
【SOTOアミカス】を実際に使用してみた感想を次の3つで解説します。
優れたところ
気になったところ
こんな写真も撮れる!
【SOTOアミカス】を使用してカレーやラーメンを作った時の写真です。
私はクッカーセットを購入しておりました。
結論から言うと
調理をするのに必要十分な火力
(カレーもラーメンも作れます)
非常にコンパクトに折りたためる
横風に強い
操作性も優れている
です。
もちろん良いところばかりでなく、気になるところもありました。
イグナイタースイッチはあまり使えない
五徳が小さい(クッカーがはみ出ている)
マイクロレギュレーターではないので氷点下では厳しい
直後に触ったらやけど必至!
優れている点も、気になる点も、きちんとレビューしますね。
まずは【SOTOアミカス】の優れているところから行きましょう!
SOTOアミカスの優れているところ
【SOTOアミカス】の優れているところです。
必要十分な火力
コンパクト設計
横風に強い形状
操作性良い
ひとつずつ解説します。
①必要十分な火力
登山用バーナーで調理する料理を思い浮かべてください。
ほとんどの登山料理はお湯を沸かすことから始まります。
山の上で肉や野菜など炒めることはほぼないと思います。
お湯を沸かすには水を100℃まで上げればよいのですが、【SOTOアミカス】はお湯を沸かすには全く問題ない火力があります。
②コンパクト設計
4本の五徳をきちんと折りたたむことができ、非常にコンパクトになります。
登山においてコンパクトというのは重要なキーワード。
コンパクトになればクッカーの中や隙間などに入れることができ、ザックの中がきれいに片付きます。
キャンプなどではそこまで大きさにこだわる必要はありませんが、登山においてはコンパクトになるかどうかはこだわりましょう!
③横風に強い形状
↑の画像を見ていただくとわかりやすいかと思いますが、ヘッド部がすり鉢状になっており、横風に強い形状となっています。
多少炎は横に流れますが、消えにくい構造です。
山の上などは風が強いことが多く、横風に強い形状は非常に心強いです!
④操作性も優れている
こちらの動画をご覧ください。
出典:SOTO公式HPより
動画を見てもらえば一目瞭然ですが、
点火→調節→消火
の一連の流れがとてもスムーズです。
非常に操作性も優れているといえます。
あらためて、
必要十分な火力
コンパクト設計
横風に強い形状
操作性良い
と優れた点が多いことが確認できました。
次に【SOTOアミカス】の気になるところもレビューします!
SOTOアミカスの気になるところ
【SOTOアミカス】の気になるところです。
イグナイタースイッチはあまり使えない
五徳が小さい(クッカーはみ出てます)
マイクロレギュレーターではないので氷点下では厳しい
使用直後に触ったらやけど必至!
ひとつずつ解説します。
①イグナイタースイッチ(点火スイッチ)はあまり使えない
赤で囲ったところのスイッチです。
これを押すと点火プラグが作動し炎がつきます。
試しに自宅でスイッチを押すと、しっかり点火します。
ただしこれは標高の高くないところの話です。
2500mを超えるようなところでは全く作動しません。
「カチッ、カチッ」
と音がするだけです。
これは仕方のないことで、標高が高いとどんな優れたものでもイグナイターは全く機能しないんですね。
そのため、登山においてはこのスイッチに頼らない前提で行動すると思っていてください。
具体的にはこのようなものを常備しておく必要があります。
バーナーだけで登山すると点火せず、お湯が沸かせないという事態になる可能性があるので、↑のガストーチや登山用のマッチなど常に携帯しておきましょう。
②五徳が小さい
コンパクト設計ながら4本の五徳を付けることに成功したのは称賛に価すると思います。
しかしいかんせん五徳が小さい。
地面が安定してないところの場合、すこし心配な面もあります。
この辺りはコンパクトさとトレードオフの関係でもあるのである程度は仕方ないのかなと。
ちなみに私が地面で使用した際はかなり心配でした。
まず地面を平らにする作業から入りました(笑)
しかし登山用のバーナーの五徳は多少の差はあれど似たり寄ったりの大きさです。
ズレて落ちないように注意しておきましょう!
③マイクロレギュレーター非搭載なので氷点下では厳しい
マイクロレギュレーターとはなんぞや?
となる人もいるかと思いますが、簡単に説明しますと
外気に左右されにくい燃焼構造
外気温が20℃でも氷点下でも同じように燃焼する
火力の調節を細かくできる
というものです。
詳しくは公式ページで確認いただければと思います。
マイクロレギュレーター式の燃焼構造ならば寒いところでも問題なく使用することができますが、
本製品【SOTOアミカス】はエントリーモデルということもあり、マイクロレギュレーター非搭載モデルとなっております。
ただ、夏に登山する場合は全く問題なく使用できますし、春や秋の標高の高い山の場合、そもそも雪が積もっているため登山するには相当なレベルが必要とされます。
そんな登山をする方には少し物足りないかもしれませんが、安全第一の登山の場合マイクロレギュレーター非搭載モデルでも問題ないと思われます。
私はまったく問題になったことはありません。
④使用直後に触ったらやけど必至!
これはどんなバーナーでも同じですが、使用直後に触ると間違いなく火傷します。
本ブログのコンセプトは「親子登山」ということもあり、お子さんが誤って触らないように気を付けていただきたくあえて記載しましたm(_ _)m
あらためて、
イグナイタースイッチはあまり使えない
五徳が小さい
マイクロレギュレーターではないので氷点下では厳しい
使用直後に触ったらやけど必至!
と気になるところもいくつかありました。
しかし、普通に安全登山をしようと思っている方には全く問題ないレベルということがよくわかったのではないでしょうか?
SOTOアミカスを持っていると槍ヶ岳でカップラーメン食べれますよ!
【SOTOアミカス】を持っていると槍ヶ岳の目の前でカップラーメンを食べることもできます!
この写真を撮りたくて、荷物になるカップラーメンをわざわざ持っていきましたw
薄っすら雲がかかってるのが残念ですね!
しかしこの日の天気は最高で、すごくおいしく頂きましたm(_ _)m
ちなみに上に載っているクッカーは
というアミカスにピッタリサイズのクッカーです。
この中に105ccガス缶と【SOTOアミカス】がぴったりに収納できます。
他にも子供と一緒に登山した際に美味しいコーヒーを入れてまったりしてます。
どうですか?
良くないですか?
もう3年前で、当時幼稚園の年長さんでしたが大人の方々にすごく声をかけてもらってました!
今でもしっかり覚えていて、ときどきこの時の登山の話になります!
SOTOアミカス レビュー結論:必要十分な性能で間違のないエントリーモデル
「【SOTOアミカスセット レビュー】非常にコンパクトで必要十分の性能を持つ登山用バーナー」と題して
商品ラインナップ
実際の使用感
優れているところ
気になるところ
を見てきました。
もう一度おさらいしますと、
商品ラインナップ豊富
おすすめはガス缶250ccセット
実際の使用感として、コンパクトで使いやすい設計になっている
エントリーモデルとして必要十分な性能
安全登山をする方にはこれ一つあれば全く問題ないレベル
となりました。
【SOTOアミカス】をザックに入れて山に登り、山頂でコーヒーを飲んでより深みのある登山にしてみませんか?
きっと良い思い出になると思いますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
m(_ _)m