こんにちは!キャンプ用品購入レビューに力を入れている「はちひろ(@hatihirocamp)」です!
キャンプ初心者の方で、スノーピークの初心者用テント(エントリーモデル)
- アメニティドーム
- エントリーパックTT
の2つのうちどちらのテントにしようか迷っている。どっちを選んでいいか分からない。
と悩んでしまっている方はいらっしゃいませんか?
- どちらも評判や口コミは良さそう。
- 値段で決めたらいいのかな?
- タープもセットになってるの?
- 違いがよくわからないので詳しく教えてほしい。
このような思いがあって決めかねていることかと思います。
そこで本記事は「アメニティドーム・エントリーパックTT徹底比較!」と題して、どちらのテントを購入すればいいか分からないと悩んでいる方に向けて、両方所有している僕がおすすめポイントや気になるポイントを徹底的に比較します!
▼それぞれ個別に詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
- アメニティドームとエントリーパックTTどちらを選べばいい? すでにタープを所有しているかどうかで決めればOK!
- アメニティドームとエントリーパックTTの違いを比較!わかりやすく一覧表にしてみた!
- アメニティドームとエントリーパックTTの【外観】を比較! エントリーパックTTが一回り大きい
- アメニティドームとエントリーパックTTの【前室】の広さを比較! エントリーパックTTのほうが広い
- アメニティドームとエントリーパックTTの【寝室】の大きさを比較! アメドのほうが寝室広い
- アメニティドームとエントリーパックのそれぞれの特徴を比較! 設営しやすさ、機能的、耐性など
- アメニティドームとエントリーパックTTをスペックで比較!
- アメニティドームとエントリーパックTT:設営方法は全然違う!
- 結論!比較した結果【エントリーパックTT】をおすすめします!
アメニティドームとエントリーパックTTどちらを選べばいい? すでにタープを所有しているかどうかで決めればOK!
どちらを買ったらいいの?失敗しないの?との声が聞こえてくるので結論を先に書いておきます。
すでにタープを所有しているか、所有してないかで決めるとOKです!
テントを選ぶ基準は次の5つなのですが、
- 価格
- スペック
- 使い勝手
- 見た目
- 設営方法
そのどれもを上回るほどの違いが「タープ」なんです。
アメニティドームとエントリーパックTTは、それぞれドーム型テント・イモムシ型テントなので形状も設営方法も違いますけど、テントとしてのスペックは似たようなところがあります。
一番の違いはタープなんです!
- アメニティドーム→テントのみ
- エントリーパックTT→テント+タープ付き
しかもさすがスノーピーク。セットで付いてくるタープについてですが、おまけのようなものではなく個別の商品(アメニティタープ)が付いてくるんです!
スノーピーク製タープは他のメーカーのタープと比べて影の濃さが違います。
夏の炎天下、スノーピーク製のタープの下にいると他社のものと比べてひんやり感が全然違うんです。
タープもセットになっているエントリーパックTTは、これからキャンプ用品をそろえる方にとって絶対に損しないテントタープセットと言えるでしょう!
(普通タープを購入してもポールは別売りです)
タープを持ってない方は迷わず【エントリーパックTT】を選ぶのが吉です!
逆にタープをすでに持っている方は、アメニティドームにするかエントリーパックTTにするか。以下で詳しく比較していますのでそのまま読み進めていってもらえれば、と思います。
アメニティドームとエントリーパックTTの違いを比較!わかりやすく一覧表にしてみた!
アメニティドームとエントリーパックTTの違いを一覧表で見てみます。
細かいスペックは後述しますので、大きな違いを知っておきましょう。
(それぞれ勝っているほうに黄色のマーカーを付けています)
アメニティドーム | エントリーパックTT | |
価格(税抜き) | 36800円 | 49800円 |
タープが付いてる? | タープ無し | タープセット |
テントの形状 | 自立式ドーム型 | 非自立式イモムシ型 |
対応人数 | 5名 | 4名 |
前室の広さ | 比較的狭い 前室高さ130㎝ |
比較的広い 前室高さ170㎝ |
フロントパネル跳ね上げ | できる | できない |
▼大きな違いはここです。
- タープセットかどうか。
- 自立式テントか非自立式テントか。
- 前室の広さ。
どちらを買おうか迷っている方はこの3点をよく吟味し、家族構成やキャンプスタイルを想像しつつ選ぶのがいいのではないかと思います。
例えば、
- タープを持っていない→エントリーパックTT
- 1人でさっと設営したい→アメニティドーム
- 前室の広さを重視する→エントリーパックTT
というように、決めてしまうといいでしょう。
どちらもスノーピーク製の安心品質です!
\簡単設営を重視するなら/
\まだタープを持っていないなら/
アメニティドームとエントリーパックTTの【外観】を比較! エントリーパックTTが一回り大きい
画像からもわかるように、エントリーパックTTのほうが全体的にひとまわり大きいです。
背の高さや入り口も大きいのがわかりますね。
▼ぐるっと一周回ってみました。
- エントリーパックTTは高さ170㎝です。
- アメニティドームは高さ150㎝となってます。
アメニティドームとエントリーパックTTの【前室】の広さを比較! エントリーパックTTのほうが広い
わかりやすく比較するために出来るだけくっつけて設営してみました。
意外と難しいんです(;^_^A
アメニティ―ドームの前室 ちょっと狭いが1人でくつろぐには十分!
アメニティドームの前室は狭いです。
- ドーム型テント
- 風に強いフォルム
- 設営のしやすさ
この3つのポイントを満たすために前室の大きさは犠牲にならざるを得ませんでした。
しかし↑の画像を見ていただければわかるように、1人でくつろぐには十分なスペースがあります。
前室でくつろぐのは夜中子供たちが寝た後に1人ゆっくりとコーヒーを飲むシチュエーションが予想されますが(僕はそうです)、秘密基地のような気分で楽しめます。
夜中は外に出していたテーブルや椅子、棚など前室に突っ込みますが、それでもコーヒー飲む飲むのに支障はありません。
次にエントリーパックTTの前室です。
エントリーパックTTの前室 2人でくつろいでも十分な広さと高さが確保されている
エントリーパックTTの前室は広いです。
イモムシ型テントの最大の特徴、入り口から出口までズドーンとトンネルのようになっているので高さを確保しつつウォークスルー出来るようになっています。
このため前室の高さが確保されています(170㎝!!)
分かりますでしょうか?
エントリーパックTTの前室の大きさは【大人2人でもゆったりコーヒーが飲める空間】。
対するアメニティ―ドームは【大人1人でいっぱいいっぱい】です。
アメニティドームとエントリーパックTTの【寝室】の大きさを比較! アメドのほうが寝室広い
まずはアメニティドームの寝室から。
アメニティドームの寝室 4畳半の大きさ、5人寝れます
アメニティドームの寝室のほうが広いです。
- 寝室の広さ4畳半(270x270cm)
- 5人寝れる(スペック的には)
- ドームテントなのでたわみがない
ドーム型テントの特徴である寝室の広さがしっかり活かされてます。これは空間的な意味合いも込めてます。
▼こんな感じで寝室(インナーテント)に直接ポールが入るので、寝室の生地が引っ張られて広さが確保されます。
中で寝転んでいても、座っていても広い空間でゆったりでき、くつろげます。
エントリーパックTTの寝室 吊り下げ式なので空間的にも狭く感じる
エントリーパックTTのほうが若干狭く感じます。
吊り下げ式の構造になっているので寝室の生地がたわみ、実際よりも狭く感じてしまうと思います。
- 寝室の広さ3.8畳(220x285cm)
- 4人寝れます
- 吊り下げ式インナーで窮屈に感じる
前室を広くした分、寝室が狭くなっている。
また寝室が台形なのでよけい狭く感じてしまうかもしれません。
▼こんな感じで天井がたわんでいるのがわかりますでしょうか?
▼ちょっと狭い感じは否めません。寝る時の快適をとるか、起きてる時の快適をとるか。
アメニティドームとエントリーパックのそれぞれの特徴を比較! 設営しやすさ、機能的、耐性など
前室、寝室と比べたので、ここからはそれぞれの特徴をしっかり比較します。
実際に購入してキャンプをした経験に基づいて書いてます。
【特徴】アメニティドームはこんなテント
アメニティドームはこんな強みのあるテントです!
- 設営が楽ちん(1人でも簡単)
- 風に強く
- 雨にも強く
- 丈夫で
- コンパクトながら前室もある
設営に関してはアメニティドームのほうが断然簡単に設営できます!
特に1人で設営するならなおさらです。
また風に対する耐久性もアメニティドームのほうが勝ってます。
背が低いのとコンパクトなのが勝因ですね。
- 1人設営することが多い
- タープは持っている
ならアメニティドームを選ぶのが最善です。
▼さらに詳しく知りたい方はこちらでアメニティドームを隅から隅まで詳しくレビューしてます!
【特徴】エントリーパックTTはこんなテント!
エントリーパックTTはこんな強みがあるテントです!
- テントとタープがセットで5万円以下!(税抜)
- 設営が割と楽ちん(2人推奨、1人でもできた)
- 前室がかなり広い
- リビングの天井高170㎝と高め
- 雨に強くスノーピークならではの高品質
スノーピーク品質のテントとタープのセットで5万円以下というコスパの良さ!
一番の特徴はこれです!
絶対失敗しないテントタープセットです。
他の特徴がかすむほど強烈なおすすめポイントです!
アメニティドームに比べて気になるポイントとして、
- ペグダウンする箇所が多い
- 1人で設営しづらい
- 背が高いので風の影響を受けやすい
- テントとタープを連結して設営すると区画サイトに入らない
などありますが、あくまでアメニティドームに比べて、です。
他メーカーのテントと比べると全然気にならないくらいのポイントですので、テントもタープもこれから揃える方は迷わずエントリーパックTTを選びましょう!
▼さらに詳しくこちらの記事でエントリーパックTTを隅から隅まで徹底レビューしてます。
アメニティドームとエントリーパックTTをスペックで比較!
ここからはそれぞれのテントの【スペック】で比較します!
客観的なデータで比較することも大切ですので、参考にしてみてください。
アメニティドームは3つのサイズがありますが、エントリーパックTTとの比較のために一番サイズ感が近いアメニティドームMで比較します。
スペックから大きな違いを一覧にしました。
アメニティドーム | エントリーパックTT | |
価格(税抜き) | 36800円 | 49800円 |
タープが付いてる? | タープ無し | タープセット |
テントの形状 | 自立式ドーム型 | 非自立式イモムシ型 |
対応人数 | 5名 | 4名 |
前室の広さ | 比較的狭い 前室高さ130㎝ |
比較的広い 前室高さ170㎝ |
フロントパネル跳ね上げ | できる | できない |
↑の表以外の部分はそこまで重要視するほどの違いではないです。
結論として、スペック上(特に材質や耐水性)はほとんど同じテント、と言えるでしょう。
アメニティドームのスペック
Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ | |
対応人数 | 3名 | 5名 (大人2名子供3人) |
6名 (大人4名子供2名) |
定価 | 29800円 | 36800円 | 49800円 |
テントサイズ | 355x230x120(h) | 505x280x150(h) | 540x310x165(h) |
収納サイズ | 58×18×23(h) | 74×22×25(h) | 73×23×27(h) |
フロアサイズ | 160x220cm | 270x270cm | 300x300cm |
室内高 | 120㎝ | 150㎝ | 165㎝ |
重量 | 5kg | 8kg | 9.8kg |
S・M・Lサイズすべての共通仕様として、
耐水圧(フライ) | 1800㎜(ミニマム値) |
---|---|
耐水圧(ボトム) | 1800㎜(ミニマム値) |
UVカット加工 | 〇 |
となってます。
エントリーパックTTのスペック
エントリーパックTTテント【ヴォールト】
対応人数 | 4名 |
---|---|
定価 | 49800円 |
テントサイズ | 530x300㎝x175(h)cm |
収納サイズ | 66×25×25(h)cm |
フロアサイズ | 220x285x150(h)cm |
室内高 | 150cm |
重量 | 7.9kg |
セット内容 | テント本体、フレーム長(×1)、フレーム短(×2)、ジュラルミンペグ(×24)、自在付ロープ(3.0m×4、2.5m×8)、リペアパイプ(×1)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース |
エントリーパックTTタープ【アメニティタープヘキサL】
使用時サイズ | 550x500㎝ |
---|---|
収納サイズ | 80x17x22(h)cm |
重量 | 7.9kg |
セット内容 | タープ本体、コネクションテープ、スチールポール(280cm、240cm)、スチールペグ30(×8)、自在付ロープ(二又用10m×2、3m×2、2m×2) 、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース |
アメニティドームとエントリーパックTT:設営方法は全然違う!
アメニティドームとエントリーパックTTの設営方法は全然違います。
アメニティドームで慣れてしまっている僕は、エントリーパックTTの設営は若干てこずります。
設営動画を見ていただいたうえで僕の主観を取り入れてもらえるとわかりやすいかもしれませんが、設営に関しては【アメニティドーム】の勝利です。
設営に関してはアメニティドームのほうが楽ちんなのは間違いないですが、前室の広さやタープがセットになっている点など【エントリーパックTT】が優れている点のほうが多いです。
アメニティドームの設営動画
見てもらえばわかるように、【まずインナーテントを組み立て】ます。
テント自体が自立するので、非常にわかりやすいし設営しやすいです。
エントリーパックTT(ヴォールト)の設営動画
アメニティドームとは逆に【フライシートを組み立ててからインナーテントを吊るす】、という設営の順番になります。
自立しないテントなので、フライシートにポールを通した後、フロントパネル部分をペグダウンしてテント全体を引っ張ることで立たせます。
1人でできないこともないですが、2人で設営するのが簡単です。
引っ張り具合でテントにシワができないように張れるのですが、これがまた難しい。
きちんと設営するために28本物ペグを打ち込む必要があり、結構めんどいです。
結論!比較した結果【エントリーパックTT】をおすすめします!
スノーピークのエントリーモデル【アメニティドーム】と【エントリーパックTT】を比べてきました。
どちらにしようか迷っていた方に向けて書いてきましたが、うまく伝わりましたでしょうか?
たくさん比較した結果、【エントリーパックTT】のほうがオールマイティに優れているテントとなりました。
- タープを持っていない→エントリーパックTT
- 1人でさっと設営したい→アメニティドーム
- 前室の広さを重視する→エントリーパックTT
冒頭で書きましたように、これで間違いありません。
ただ、実際に所有して思ったのは「タープを持っている人にもエントリーパックTTをおすすめしたい!」ということです。
そのくらいスノーピークのタープ品質は優れてます。
キャンプでいい思い出を作ろうと思ったらキャンプに行くしかありません。
キャンプを繰り返すうちにスキルも上がってきて、思っていることができるようになってきます。
そのためのとっかかりのテントとしてスノーピークは間違いのないテントです。
みなさんのキャンプライフが素敵なものになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
m(_ _)m