こんにちは!冬こそキャンプ!!の「はちひろ」(@hatihirocamp)です。
冬キャンプの始め方について記事を書いたところ、なかなか好評でよく読んでいただけるようになったのですこし深掘りしていきたいと思います。
【冬キャンプシリーズ】ほかの記事はこちら
子供とたちとキャンプを始めて5年経ちますが、毎年思うのは
「キャンプは冬にやるものだ」です。
冬キャンプは魅力にあふれています。
- 人も少ないし虫も少ない(重要)
- 場所取りの必要なし
- 空気が澄んでいて景色や星空がきれい
- ちょっとくらいお風呂に入らなくても問題なし
- 暖をとるのは簡単
しかし冬キャンプの最大のネックは【寒さ】ですよね。
寒さに対してきちんと対策しなければ就寝時に凍えてしまう可能性もあります。
僕が初めて本格的に冬キャンプしたのは2月の富士山のふもと【田貫湖キャンプ場】でした。外気温は‐5℃以下まで下がり、朝起きた時にはテントの布が若干凍っていました!
(^^♪
そこで本記事では
- 冬キャンプで気を付けること
- 冬キャンプの暖の取り方
- 外気温が氷点下になっても安心して寝る方法
について解説します。
冬キャンプで気を付けること|一酸化炭素中毒
冬キャンプで気を付けることは【寒さ】です。
そして寒さ対策のためにストーブを使用した場合【一酸化炭素中毒】にも気を付けなければなりません。
一酸化炭素中毒とは
一酸化炭素はストーブの不完全燃焼などによって発生します。
むずかしいことは省略させていただきますが、狭い空間(テント内など)に一酸化炭素が充満すると頭痛やめまい、最悪死に至ってしまう可能性もあります。
テントのような狭い空間の中で、石油ストーブなどを使用すると一酸化炭素が充満し危険な状態になる可能性がある、ということです。
そのため幕内での火器の使用は推奨されておりません。
自己責任ですのでご了承ください。
一酸化炭素中毒を回避する方法
- 換気をきちんと行う
- 一酸化炭素警報器を使用する
- ストーブを使用しない(一番確実)
換気をきちんと行う
基本的なことですけど、かなり重要なことです。
通気性が良いテント(ポリコットン素材)を選ぶと効果的です。通気性がいいため特に意識しなくても換気してくれています。
僕が所有しているサーカスTCDXですが、
- ポリコットン素材
- 全周にスカートが付いている
- ワンポールテントでかっこいい
- 設営簡単慣れれば15分
- お手軽価格(定価39,800円)
- ソロキャンからファミキャン(3人以下)に適している絶妙サイズ
で冬キャンプにピッタリのテントです。
ナイロン素材のテントで換気をきちんと効果的に行うには、テント自体に大きめのベンチレーターがついていることが重要です。
またインナーテントの上部がメッシュにできるならメッシュにしましょう。
冬キャンプに適していると言われているテントは、フライシートのすそが長い【スカート】と呼ばれるものがついています。
これですきま風を防ぐのですが、当然テント内の換気は不十分になります。
ナイロン素材のテントでストーブを使用するならば
- スカートがついてない(ただしすきま風で寒い)
- 大きめのベンチレーターがある
- インナーテントの上部がメッシュになる
テントが最適です。
こちらの記事でアメニティドーム(ナイロン素材のテント)で初めて冬キャンプしてきた状況を書いています。
アメニティドームでも冬キャンプをしっかり楽しんできたよ♪という内容です。
一酸化炭素警報器を使う
一酸化炭素がテント内にどれだけ充満しているか知りたいですよね?
数値化されて目に見えているだけで安心できますし、基準値より高くなった場合警報を鳴らしてくれるのでさらに安心です。
テントでストーブを使用するキャンパーの99%が一酸化炭素警報器を使用しているのではないでしょうか?
価格も1000円くらいで売っているで安心のために1つ設置しておくことをおすすめします。
結構大きめの音なのでぐっすり寝ていても飛び起きることになるかもしれませんw
もちろん警報機があるからって過信は禁物。
そもそもストーブを使わない
そもそもストーブを使わないという手段もあります。
一番安心で一番確実ですが、寒さ対策なしの冬キャンプはかなり厳しいものがあります。
ホッカイロやシュラフ、服装だけで凌ぐのもかなり大変です。
一酸化炭素が発生しやすいストーブの順番は
薪ストーブ > 石油ストーブ > カセットガスストーブ
です。
(ただし薪ストーブは煙突から一酸化炭素が出ていくので安心です)
一番発生しにくいカセットガスストーブだけでも持っていくことをおすすめします。
寝ているときに寒さで目を覚ましてしまった場合、手元にガスストーブを置いておくだけですぐにテント内を温めることができます。
僕は寝室内にガスストーブ、前室に石油ストーブを使用していますが、寝ている時だけ寒さをしのげばいいのであればガスストーブだけでも行けると思います。
冬キャンプ就寝時の暖の取り方
冬キャンプ就寝時の暖の取り方は次の3つです。
- 服装
- 暖房器具
- 就寝道具
それぞれ大切で、全部きちんと対策しておくと冬キャンプで凍えるようなことはないでしょう。
ひとつずつ掘り下げていきますね
冬キャンプ就寝時の暖の取り方①服装
寝る時の服装でしっかりと暖をとれるようにしておきましょう!
結論から言うとヒートテックです。
ヒートテックのインナーとタイツは必須です。
そしてできれば靴下は2重に履きましょう!
寒さは足元からやってきます。
足元対策をしておけばかなり暖かくなります。
もちろんズボンも裏起毛、上はフリース・ダウンジャケットは必須です。
日中の冬キャンプ服装に関してはこちらの記事で詳しく書いてますので読んでみてください!
冬キャンプ就寝時の暖の取り方②ストーブ
注意してほしいのは、寝る時はストーブは切りましょう。
少なくとも僕は必ず切ってます。
一酸化炭素中毒もありますが、火事も気を付けてください!
ナイロンのテントならひとたび火がついてしまうと一瞬にして全焼です。
火事は本当に恐ろしいので就寝時は切るようにしてくださいね!
ここでの暖の取り方は、就寝時に目が覚めてしまった場合の話になります。
ストーブを切って寝ているわけですから、だんだんと冷えてきます。
目が覚めるとメチャクチャ冷え込んでいて、寒すぎて眠れなくなることもしばしば。
そんなときの心強い味方が【カセットガスストーブ】です。
カセットガスコンロと全く同じ要領で使うことができます。
火の強弱も簡単。
災害時の対策としても非常に有効で、キャンプ好きの方なら持っておいて損はありません。
寒さで目が覚めてしまったらカセットガスストーブを点火すると、あっという間にテント内が暖かくなります。
暖かくなるとまた眠ることができるのでおすすめですよ!
冬キャンプ就寝時の暖の取り方③シュラフ
シュラフを冬用のものにすると暖かさが違ってきます。
シュラフの対応温度には【快適使用温度】と【限界使用温度】の2つがあります。
なかでも【限界使用温度】に注目してください。
夏の場合は限界使用温度の下限が5℃
冬用シュラフは限界使用温度の下限が-5℃以下のものを選びましょう。
ただ、限界使用温度の下限が-5℃以下のもので、【化繊】のものですとメチャクチャ大きくなります。(分厚くなるイメージ)
車載のことも考えると【ダウン】のシュラフがおすすめです。
ダウンシュラフはぎゅっと小さくなりますので、化繊シュラフに比べて4分の1くらいの大きさになります。
なかなか気軽に買えるものではありませんよね。
そこでここでは【インナーシュラフ】というものをご紹介します。
素材がフリースなので暖かいです。
お値段もリーズナブルで2000円~5000円くらいで買うことができます。
インナーシュラフがあるだけで寒さを低減できますし、冬だけではなく秋や春先のキャンプならインナーシュラフだけでかなり快適になるのではないでしょうか。
一度お試しください。
外気温が氷点下でも安心して寝る方法まとめ
冬キャンプで安心して寝るための注意点や暖の取り方について解説してきました。
そんなに難しいことではなく、ここさえ気を付ければ冬キャンプを快適に過ごせるはずです。
まとめますと
冬キャンプ就寝時の注意点|一酸化炭素中毒
- 換気を十分にしましょう
- 一酸化炭素警報器を使いましょう
- ストーブを使わないという選択肢も。。。
冬キャンプ就寝時の暖の取り方
- 寝る時の服装は日中と同じようなフル装備で
- カセットガスストーブがあるとかなり便利<重要>
- インナーシュラフを使って暖を取ろう
冬キャンプには寒さを補って余るほどの魅力があふれています。
最近のキャンプブームで場所取りから大変な思いをしなければならない春から秋とは違い、冬は全然キャンプしている人がいません。
お子さんと一緒に夜中に空を見上げると満天の星空です。
流れ星もいくらでも見ることができます。
想像してみてください。お子さんの最高の笑顔を。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
m(_ _)m